会長挨拶


「暮らしと学びの森(阿品アカデミー)」の新発足に当たって

  紺谷 浩司

 昨年、阿品台市民センターの改修工事に伴い、「阿品アカデミー」は活動を休止しておりましたが、工事の完了により、今年四月から活動を行うことができるようになりました。
「阿品アカデミー」は、阿品台および阿品地区の住民による住民のための教養講座として、これまで市民センターを拠点に、16年間続いてきましたが、その活動を新しい構想と態勢のもとに再生すべく懸命の努力が重ねられ、新しく事務局を構成する方たちとともに、検討が加えられてきました。
 その甲斐あって、新しい事務局を立ち上げることができました。この事務局を母体として、会の活動が何とか若い世代の方たちに引き継がれ、新しい構想のもとに、住民相互の繋がりを高め、より住み心地の良いコミュニティづくりの一端を担うのに役立つことを願うものです。
 併せて、会則も練り直されました

 新しく出発するにあたり、新構想として、幾つか変わったことがあります。
 主なものは、
@名称を「暮らしと学びの森(阿品アカデミー)」と変え、人々にとってより近付きやすいものにすること。従来の「アカデミー」という名称がいささか気取った近寄りがたいものであったかも知れません。
 なお、従来の活動との繋がりもわかるように「阿品アカデミー」を副題に残してあります。そして、課程は「暮らし科」と「学び科」とすること。
A年度は4月開始とし、月二回程度の講座開催を目標とすること。
B単位取得による卒業を廃止すること。なお、単位取得のための登録は存続する。
C事務局の若返り。旧事務局の皆さんに代わり、若い世代の方たちを中心に新しい事務局の仕事 を担当してくださることになりました。
 準備段階で会の在り方についてその方たちと一 緒に検討を重ねるなかで、その方たちのアイディアが名称その他に反映されました。
今後の活動内容についても新しいアイディアがいろいろ活かされることでしょう。
D事務連絡の省力化と迅速化のため、電子メールによる連絡を活用すること。
 また、会の 活動の広報手段を工夫すること、まずは、インターネットを活用し、ホームページを立ち上げるべく準備中で、間もなくできあがります。
 なお、会員は、阿品地区に居住している住民で、会の趣旨に賛同し、本会に登録した人とすることや、会の活動や運営は、基本的にボランティアによるものとすることは変わりありません。
 また、講座は、一回2時間を目途とし、他の地区にも開かれています。講師との質疑応答や参加者間の活溌な討論を通して多様な見解が開陳されることを歓迎いたします。

 平昌の冬季オリンピックが華々しく報じられ、また豪雪の災害が報じられるなか、少子高齢化、人口減少、多死社会とともに、100年人生が論じられるようになってきました。
1990年代以降の全世界的な歴史的転換期のさなかにあって、日本は、OECD諸国のなかで貧困率が最も高い格差社会とのニュースにも接します。 私たちは、歴史の進むべき方向を見極めるとともに、本当の意味の豊かさとは何か等々、本会の活動が、多様な考え方をぶつけ合い、ともに考えてゆく場を創りあげるのに役立つよう心より願うものです。




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